アイフォン製インターフォンを子機付きに変更する方法

建売住宅のようにリビングにしかインターフォンが設置されていない場合には「洋室で過ごしていたら宅急便に気が付かなかった」という問題が起きることがあります。無線付きの子機を増設できるタイプのインターフォンであれば良いのですが、建売住宅の場合には無線子機増設不可のインターフォンが設置されていることが多いです。

そこで今回の記事では、比較的手軽にインターホンをワイヤレス子機付きのものに交換し、どの部屋でも来客応対できるようにする方法を紹介します。

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元から付いていたインターホン

筆者宅に既設されているのは、アイホン社製のJS-12Eです。

ア イホン インターホン ドアホン テレビドアホン カメラ付き玄関子機 モニター付き親機 わかりやすい画面表示 カメラレンズ調整可能 JS-12E
ノーブランド品

JS-12Eの基本構成はモニター付き親機1台、カメラ付き玄関子機1台となっています。

JS-12Eには有線タイプのモニター付き子機を増設することはできますが、無線タイプのモニター付き子機を増設することはできません。よって、リビング以外の場所で来客に応対したいなどの用途でモニター付き子機を増設するためには、壁に穴をあけて壁内にケーブルを這わせるという難度の高い作業が必要になります。

今回変更するインターホン

今回取り換えるのは、アイホン社製のWS-24Aです。JS-12EとWS-24Aとでは取付金具が共通であるため、比較的簡単に取り換えが可能です。

WS-24Aの基本構成はカメラ付き玄関子機、モニター付き親機、そしてモニター付きワイヤレス子機の3台になります。ワイヤレス子機があることで、基本構成のままでもリビング以外でも来客に応対することができます。また、ワイヤレス子機を最大3台まで増設することが可能です。

注意:資格について
前提として、本作業では電気配線をいじるため、第二種電気工事士の資格が必要となります。無資格の方が本作業を実施すると法律違反となります。ただし資格が必要であるとはいっても、作業自体はそこまで難しいものではありません。(決して法律違反を推奨しているということではありません。また、本記事によって生じたいかなる損害についても筆者は責任を負いかねます)

取り換え方法

前準備

まず、ブレーカーを落としておきます。取り換え作業中の感電やショートを防ぐためです。ブレーカーを落としたら、インターフォンのボタンを押しても反応しなくなっていることを確認しましょう。

モニター付き親機

以下に取り換え方法を説明していきます。詳細についてはメーカーホームページの工事説明書をご覧ください。

既存のモニター付き親機を上に持ち上げて手前に引き、外します。


既設のモニター付き親機から電源コードを抜きます。赤丸を付けた箇所のスイッチをマイナスドライバー等で押し、線を引っ張ると抜けます。


既設のモニター付き親機から弱電コード(室外機と繋がっている線)を抜きます。赤丸を付けた箇所のスイッチをマイナスドライバー等で押し、線を引っ張ると抜けます。


新しいモニター付き親機に、電源コードと弱電コードを差します。
差し込み後「コードの銅線が見えていないこと」および「コードを引っ張っても抜けないこと」を確認してください。工事説明書を読む限り、各線の極性(±)の区別は無いようです。

注意
電源コードと弱電コードを逆に差してしまうと、インターホンが壊れます。

新しいモニター付き親機を金具に取り付けます。元々ついていた金具をそのまま流用することが可能です。取り付け方は取り外し方法と逆の手順です。


カメラ付き玄関子機

玄関子機の下部の左右に箇所にマイナスドライバーを差し込み、カバーを取り外します。


プラスドライバーで玄関子機を外します。(写真無)


既設の玄関子機裏に接続されている配線を、新しい玄関子機裏に移設します。極性はありません。


逆の手順で新しい玄関子機を取り付けます。


ブレーカーを戻す

最初の手順にて落としておいたブレーカーを元に戻します。

ワイヤレスモニター付き子機の設置

ワイヤレスモニター付き子機をコンセントに設置します。これにて手順は終了です。

子機を設置して以来、宅急便や急な来客を逃すことがなくなり、生活の利便さが格段に上がりました。今回の記事は以上になります。

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