「戸建住宅に住んでいて、荷物の再配達が面倒。かといって10万円以上の金額を掛けて宅配ボックスを設置したくないし、簡易宅配ボックスだと台風で倒れないか心配」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか。そこで、簡易宅配ボックスをエアコン室外機用の土台に固定する方法がおすすめです。この方法であれば部材費は3万円台、自分で設置すれば施工費はタダで済みます。土台は重いので台風でもビクともしません。今回の記事では、この方法を紹介します。
部材
簡易宅配ボックスを台風等でも倒れないように頑丈に設置するための部材を、下記に紹介します。
宅配ボックス
宅配ボックスです。今回は、ケージーワイ工業のリシムマルチ(型番:THB-3115WD)を選定しました。この宅配ボックスではなくとも、下部をナットで固定できるようになっているタイプであれば何でも構いません。
この宅配ボックスはこのほかにも「収納箇所が3カ所ある」「鍵を掛けられる」「特に最下段のサイズが大きく、6Lペットボトル6本を収納できる大きさを有している」など機能的にも優れており、筆者がオススメしたい宅配ボックスになっています。
エアコン室外機の土台
エアコンの室外機用の土台1セット(2本)です。前述の宅配ボックスに合うサイズとして、タイガーベース社のL500-100を選定しました。この土台はコンクリートでできており、台風程度ではビクともしません。(もちろん、すべての台風において絶対に倒れないということを保証するものではありません)
設置方法
宅配ボックスをエアコン室外機用の土台に固定・設置する方法を、以下に説明します。

(1)設置場所への移動
まず、宅配ボックスとエアコン室外機の土台(以下、土台)を設置する場所の近くに移動します。両者をボルトで固定してしまうと、重量があるため長距離の移動が困難になるためです。
(2)土台の仮置き
次に、宅配ボックスの設置予定箇所に土台を置きます。
(3)宅配ボックスの仮置き
さらに、土台の上に宅配ボックスを置きます。この際、宅配ボックス下部の穴と、土台のレールの位置が大体合うように位置を調整します。
(4)ナット固定
そして、土台に付属してきたM10のナット一式を使い、宅配ボックスと土台を固定します。

(5)位置の微調整
最後に、宅配ボックスの位置を微調整します。
設置して1年間使った感想
筆者が宅配ボックス・リシムマルチを設置して1年間経ちました。その間、複数の台風が通過したり、震度4の地震が襲ったりしましたが、宅配ボックスの位置が動いたり、倒れたり、浸水したりすることはありませんでした(蓋の隙間に水滴が付く程度でした)。もちろん、扉や鍵が破損する気配もありません。
宅配ボックスを設置してから、お出かけ中やテレワーク中でも、よほど大型の荷物を除けば宅配ボックスに配達されるようになり、再配達の手間が省け生活の質が向上しました。設置できて本当に良かったと思っています。
今回の記事は以上になります。