リアルヴィジョンに太陽光パネルと蓄電池の見積もりを取った感想(タイナビ経由)

自宅に太陽光パネルや蓄電池を設置する際には、複数業者に見積もりを取ることや、必要事項をきちんとヒアリングすることが大切です。今回は、リアルヴィジョン社に太陽光パネルと蓄電池の見積もりを取った結果と、感想を紹介します。

2024年現在、ソーラーパネルや蓄電池の設置業者はあまたに存在します。正直、どの業者さんを選べばいいか迷いますよね。そこで「設置する機器の...

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我が家の構成

筆者宅の屋根は、下のように東西北面の屋根から構成されています。素材はスレートです。東西面に太陽光パネルを設置した場合、メーカーにもよりますが大体6kW程度の発電容量になります。反射光による光害が発生したり、夏場を除いてほとんど発電しないため、北屋根にはソーラーパネルを設置しないことが一般的です。筆者宅は東京都のため、東京都の補助金を受けることが可能です。

我が家の屋根を上から見下ろした図

会社の特徴

リアルヴィジョンは、ソーラーパネルや蓄電池といった再生エネルギーをメインの事業としています。創業は2011年です。この業界では設立してから2~3年ほどと若い会社が多い中で、2011年というのは比較的歴史があると言う事ができます。

資本金は2000万円、従業員数は8人です。

きっかけ

筆者がソーラーパネル・蓄電池の比較サイトであるタイナビから一括見積もりを依頼したところ、連絡がきた中の1社がリアルヴィジョンでした。

得意としている太陽光パネルメーカー

ヒアリングした結果、リアルヴィジョンの得意としているソーラーパネルはCanadian Solar製およびQ Cells製でした。長州産業製のパネルをほとんど取り扱っておらず、高額になってしまうためおすすめできないとのことでした。

太陽光パネルの配置・枚数の計算方法

初期段階では図面による計算となり、商談が進んだ段階で屋根に登って現地調査をするとのことでした。

提案内容

初回は訪問によるヒアリングを受け、それから1週間後に再度訪問にて詳細な設置案と工事代金の説明を受けました。

提案内容のうち、ソーラーパネルについてはCanadian solar製の5.9 kWあるいはQ cells製の5.2kWを東西の屋根に設置するというものでした。前者の方が容量は多くなるが、後者の場合に弱電発電性能が良い(曇りのときに発電しやすくなる)とのことでした。

尚、同様にCanadian solar製のソーラーパネルを提案してきたあおいホームでは、東西だけではなく北側の屋根にもパネルを設置するとの提案内容でした。このことをリアルヴィジョンに問いあわせたところ「北側に設置すると光害で近所トラブルになるためおすすめできない」とのことでした。

提案された蓄電池は、ニチコン製のトライブリッド14.9 kWhでした。担当者いわく「将来EVを買う予定ならニチコン製が良い。V2Hというシステムに対応しており、車の蓄電池を家庭で使うこともできる」とのことでした。

いずれのパネルでも代金はほとんどかわらず、Canadian solarの場合には工事代金は317万円(税込)、実質負担金額は93万円(税込)となりました。本当はもっと安くできるが、そうすると補助金も減額されて実質負担金額も下がってしまいあまり意味がなくなってしまうとのことでした。

Canadian Solarの提案内容
太陽光パネル…Canadian solar、5.9 kW
設置面…東西
蓄電池…ニチコン・トライブリッド、全負荷、容量14.9kWh
実質負担金額…93万円(税込)
補助金適用前金額…317万円(税込)

Q Cellsの提案内容
太陽光パネル…Q cells、5.2 kW
設置面…東西
蓄電池…ニチコン・トライブリッド、全負荷、容量14.9kWh
実質負担金額…94万円(税込)
補助金適用前金額…312万円(税込)




さらに、リアルヴィジョン独自の発電・売電シミュレーションを作成・提示してもらいました。「今は補助金が高いからお得ですよ」としか言わない会社も多い中、このようなシミュレーションを提示してくれるところは少ないです。筆者が見積もりを取った8社中、このようなシミュレーションを提示いただいたのは2社だけになります。リアルヴィジョンのシミュレーションが、もっとも内容が良かったです。

リアルヴィジョン作成の発電・売電シミュレーション。設置6年後に減価償却を終了し収支がプラスになることがわかる。

金利

仮にローンを組む場合の金利は2.75%となり、やや高い値となっています。なお、金利が低い場合のメリットは、ローンを組む場合の支払い金額が安くなることだけではなく、会社の経営状況が良いと銀行からお墨付きをもらっているということになります。

メンテナンス

リアルヴィジョンは無料の定期メンテナンスを実施しておらず、依頼があったときに1回7万円にて実施するとのことでした。ただし、筆者が相見積もりを取っている状況のため、契約してもらえれば3万円にて実施しますよ、とのことでした。

営業の頻度

こちらから連絡しない限りは、営業の連絡が来ることはありませんでした。

足場の設置有無

工事の際には足場を設置するとのことでした。一般的に、太陽光パネルの工事では足場を設置しないと危なく、さらに不安定な工事となり施工の精度が悪化します。施工会社によっては、お金を浮かせるために足場無しで実施しているところもあります。

結果

最安クラスの価格を提案していただけたこと、筆者が見積もりを取った中では14.7 kWhと最も多い蓄電池の容量になったこと、そして投資回収シミュレーションを作成していただけたことがとても良い会社だと感じました。一方、無料の定期メンテナンスに対応していないことは、ややマイナスポイントになります。

筆者宅では長州産業の場合に最もソーラーパネルの発電能力が高くなるということもあり、結局、今回は他社さんにお願いすることにしました。もし筆者がEVに乗っていた場合には、V2Hに対応したニチコンの蓄電池を使えるメリットがあるため、リアルヴィジョンにお願いしていた可能性が高いです。(長州産業のソーラーパネルとニチコンの蓄電池の相性は良くないと言われたため)

まとめ

ソーラーパネルや蓄電池の業者の選び方を間違えると、100万円単位でお金を損したり、あるいは会社がつぶれてしまってメンテナンスを受けられないといった不利益を被る可能性があります。下記記事では業者の選び方を紹介しています。

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尚、住んでいる地域によって、工事をできる業者は変わってきます。ソーラーパートナーズタイナビといったソーラーパネル・蓄電池の業者比較サイトを使うことで、お住まいの地域で施工可能な優良業者を一括で紹介してもらうことが可能です。両サイトで紹介される業者は異なるため、両サイトに登録するのがおすすめです。業者を紹介されたら、上記記事に記載した観点で業者を比較、選定していくと良いでしょう。


 公式サイト


下記記事では、筆者が実際にソーラーパートナーズ経由で紹介された業者から、どのような提案を受けたかを紹介しています。今回の記事は以上になります。

自宅に太陽光パネルや蓄電池を設置する際には、複数業者に見積もりを取ることや、必要事項をきちんとヒアリングすることが大切です。今回は、ソーラ...

今回の記事は以上になります。

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