山善の壁掛けヒーターをDIYで取り付ける手順

毎年冬になると「脱衣所が寒いからヒーターを置きたい。だけど脱衣所が狭くてヒーターの置き場所が無い」と悩んでいる方がいるのではないでしょうか。この場合、山善の壁掛けヒーター「DFX-RK121」がおすすめです。理由は「壁掛けできるので場所を取らない」「有名メーカーなので安心感がある」からです。今回の記事では、DFX-RK121をDIYで取り付ける手順を紹介します。

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筆者宅の状況

筆者は分譲戸建住宅に住んでおり、脱衣所の面積は畳2畳分しかありません。余分なものを置くスペースはほとんどないため、冬に寒くても床起きヒーターを置く面積を確保できません。注文住宅であればもう少し広い脱衣所にしたのですが、いまさらどうすることもできません。

筆者宅の脱衣所の様子。洗濯機を置くと残された床面積は畳二畳分しかない。


ヒーターの選定

そこで床が狭くても設置可能な壁掛けヒーターを検討したところ、聞いたことのないメーカーのものが多数ヒットしました。暖房器具では火災の危険があるため、知らないメーカーのものをあまり使いたくありません。ヒットした中で唯一の有名メーカーのものが、山善のDFX-RJ12DFX-RK121とでした。前者は髪を乾かすドライヤーとしても使える一方で、幅が広く値段も高いという特徴があります。筆者宅の場合には幅が狭く値段の安い後者を取り付けることにしました。

用意するもの

DFX-RK121の取り付けに必要となる工具を以下に紹介します。

メジャー

取付箇所を決めるために、メジャーが必要になります。

下地センサー

DFX-RK121は、下地(石膏ボードの内側にある木製の柱)のある個所に取り付けた方がよいです。よって壁の中の下地を探すために下地センサーと下地探しが必要になります。

マスキングテープとマジック

下地の位置を測定したら、その位置に印をつけるために壁紙を傷つけないタイプのマスキングテープがあると便利です。

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ボードアンカー

やむを得ず下地の入っていない石膏ボードにDFX-RK121を取り付ける場合には、ボードアンカーが必要になります。

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水平器

DFX-RK121を水平に取り付けるため、水平器があると便利です。

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プラスドライバー

固定金具のネジを締めるためにプラスドライバーが必要になります。

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直角ラチェットドライバー

下地は固い木となっているため、通常のプラスドライバーではネジを最後まで締め切ることができない場合があります。この場合、直角ラチェットドライバーが必要になります。

掃除機

ネジ締めすると粉が出ます。作業の最後に粉を吸うために掃除機が必要になります。

取付手順

まず、下地センサーを使い、下地が入っている範囲をおおまかに特定します。



次に、下地探しを壁に刺し、下地が入っている範囲を特定します。マスキングテープを使うと下地の入っている箇所をマークしやすいです。



そして、ヒーターを取り付ける箇所を決めます。ポイントは以下の4点です。

取付箇所決定時のポイント
1. 扉を開けたときにヒーター本体と扉が干渉しないこと
2. 独立したコンセントがあること
3. なるべく下地にネジを打ち込めること。
4. ヒーター本体と壁の隙間(上下左右)を5cmずつ空けること

解説します。1点目については、「ヒーター本体が邪魔になって扉を全開にできない」という場所には取り付けないということです。2点目は、ドライヤーやドラム式洗濯機など消費電力量の多い家電と同じ系統のコンセントに繋げてしまうと、ブレーカーが落ちたり最悪の場合火災になってしまいます。よって、独立したコンセントにヒーター本体を接続する必要があります。もしコンセントが無い場合にはくらしのマーケット等でコンセントを増設してもらいましょう。3点目については、3カ所のねじ込み箇所のうち、なるべく多くを下地(石膏ボードの裏側にある木の板)に打ち込むことで、強度を出しましょうということです。4点目については、説明書に記載の通りです。

金具を取り付ける箇所を決めたら、まずは金具中央のネジを打ちこんでいきます。



ある程度打ち込んだら、直角ラチェットドライバーで最後までねじ込んでいきます。



さらに、水平器を使い金具の水平を出し、マスキングテープで角度を仮固定します。



そして、残り2か所のネジを打っていきます。



金具の取り付けが完了しました。3ネジ中、中央と右のネジは下地に打ってあります。左のネジは石膏ボードだけで留まっている状態になります。(本当はボードアンカーを使うとよいでしょう)



最後に、金具にヒーターを掛けます。

使ってみた感想

スイッチを付けて数分立つだけで脱衣所は十分暖かくなりました。唯一の不満点としては音が大きいことですね。これについてはドアを閉めておくことで、外の部屋に聞こえないようにするという対策しかできなさそうです。今回の記事は以上になります。

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